2010年10月08日

一生懸命作ったのに

先日、「Wordで作ったデータをプリントだけしてください。」というお客様がいらして、データをお持ちになったのですが、そこは素人さん全体のバランスが良く無く本人も変だなと思ったのでしょう当社に来られてから、「ここ大きくして下さい。」「写真を替えて下さい。」「ここのところ他より目立つ様にしたいのですが・・・」「書体を替えられますか?」「もう少しポップにしたいんですけど・・・」

最初は、お客様のお持ちになったWordのデータを修正してたのですが、時間もかかるし、希望される様な細かな作業もできないので、結局いつも使用しているIllustratorで作り直す事になり、数十分後に満足されてプリントをお持ち帰りになりました。

Wordで作った時間を訪ねたら、昨夜は徹夜でしたとのことです。
現在WordやExcelその他のソフトで印刷原稿(版下)を作られてくるお客様がいますが、かなりの時間をかけられ、時間をかけた割には満足度が低く当社で作り直すといった事がよくあります。そういうお客様に言うのですが、材料(写真データ、テキストデータ)とおおざっぱなイメージだけお持ちください。場合によってはイメージとなる写真やイラストを当社の素材集から使用してお客様のイメージに近いものを作ります。
後はそれをお客様と相談しながら微調整して出来上がりです。

「餅屋は餅屋」ということわざがありますが、最近のパソコンソフトによりイメージされた感じは作れるが、ひと味違うプロの仕上りを期待することは難しいです。
何時間もかけて作られる前に一度デジタル工房にご相談ください。短時間により良いものをお作りすことができます。
「私たちは版下屋です。」をキャッチフレーズに仕事をしています。

先日のお客様も、「最初っからお願いすれば良かった。」と言っていました。この話も、「もったいない」のテーマに沿っているのでしょうか?
posted by 小林正明 at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 印刷と環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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