2008年06月24日

経済学部なのに!?

私の知り合いに、刃物屋を営んでいるちょっと変わった人がいて、そばを通りかかって時間のあるときなど、立ち寄て世間話などしてくる。店には包丁やはさみ等の刃物が並べられているが、品物を売るより鋸の目立てや包丁磨ぎ、合鍵作りで生活をしている様である。
ちょっと変わった人なので、ちょっとおもしろい話を聞くことができたりする。今回はその人から聞いた話で、その人の友人に九州の某大学で経済学部の教授をしている方がいるそうで。その教授がぼやくには「うちの大学だと、入学金や月謝など4年間で納める金額を、授業の時間数で割ると1時間当り2千数百円になるのに、授業を休んで時給800円のバイトに行く学生がいる。経済学部の学生として情けない。」と嘆いているというのだ。学生本人が実際に支払っている訳ではないのだろう、数字だけは聞かされているが実感がない数字で、実際に自分の手に入ってくる現金と比べると、たとえ金額は少なくとも自分の手に入ってくるお金の方が重く感じるのであろう。
私たちの生活でも、銀行自動引き落としで、後から通帳を見るとこんなに使っていたのかと思う様な水道光熱費。例えば水道の蛇口をひねるたびにコインを入れないと水が出てこなかったら、もう少しは節約できるのではなかろうか。お金が出ていてしまっている実感がないまま無駄使いをしているのではないだろうか。
もっと実感の持てないのが国や地方公共団体のお金で。元々は我々の税金なのだけれど、一度納めてしまうと全く関係がないかのように感じられる。経済学部の学生が納めた学費と似ている様な気がする。自分の手元にある現金は重視するが、自分が払った税金には実感がない。
よくニュースで「○○をするのに国民一人当たり○○円です。」などと言っているが、例えば「どこどこに道路を建設するので国民一人当たり1,000円払う事になりました」とか「○○○銀行を救済するのに国民一人当り500円お願いします」と国会議員が事業毎に集金に来たら、我が家は5人家族なのでその度に5,000円や2,500円払う事になる。そしたら多分「今、5,000円は払えないから道路は当分いらない」とか「冗談じゃないよ自分の生活だって楽じゃないのに他の会社のためになんで2,500円も払うの」などと言って支払いを拒むであろうと思う。もちろん必要だと思えるものには出し惜しみはしないだろうが、納得いかないものは払いたくない。
国民一人ひとりが目を光らせていないと、『もったいない』税金の使われ方をしてしまいそうだ。
posted by 小林正明 at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 印刷と環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月27日

1/1000ミリの感覚(大田区中小企業のマニュアル化)

先日、既に亡くなった友人宅に数人の仲間と線香を上げに行って来た。
その帰りせっかく集まったのだからと、近所の居酒屋へ立ち寄り、いろいろと話をしているうちに、その中の一人の実家の話になった。
彼の家は糀谷で旋盤加工の工場をしていて、今はお兄さんが家を継いでいるようである。
大田区糀谷の町工場といえば、世界でもトップ水準の技術を持つ事で有名である。
技術の継承の話になり、昔の職人さんは理屈でどうこうということが教えられず、下の者に「見て覚えろ」、「見て技を盗め」などと言い技の継承をして来たのだそうだ。機械には遊びがありその遊びは機械毎に違う、指先の感覚で物を削って行く、その制度は1/100ミリとか1/1000ミリとか言われているが、その感覚を言葉には出来なかったのだろう。もしその指先の感覚をマニュアル化できたら、技の継承はもっと広範囲に出来たであろう。
私も長い間、機械の操作マニュアル・取扱説明書の作成に携わってきましたが、指先の感覚が言葉に出てきたのは「強く押す」とか「乾いた布で軽く拭く」などという言葉の使い方で、世界トップ水準の感覚を言葉にしたらどんな言い回しになるのであろう。今迄、説明書を作成する際、写真を使うよりも必要部分を強調したイラストを描き言葉で説明しずらい事を解りやすくと考えて来たが、指先の感覚を解りやすく紙面に記録するには今のところ思いあたるものはない。どなたか1/1000ミリの感覚を言葉にできるアイデアをお持ちでしたら是非教えて下さい。
posted by 小林正明 at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 印刷と環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月12日

メニューと1円玉

我が家には6歳になる男の子と4歳になる女の子がいます。
二人とも幼稚園に通っています。
下の子が幼稚園に入った頃から、食事を残さないようしつけていますが。
家内は「食べ切れなかったら無理に食べなくともよい」と食べ切れないものを無理矢理食べるのではなく残すようにしています。
残った食事を1週間や1月単位で考えると相当な量になります。だからと言って、小さい子供に無理矢理食べさせて後でお腹でも壊されても困るし、私も無理矢理食べさせる事はしないようにしています。
最近、ご飯をよそう前に子供たちに「この位食べられる?」と茶碗の中のご飯を見せながらよそうようにしています。それでも子供のことなので「もっといっぱい」とか言うときがありますが、少し多いと思った時は「食べられたらお替わりしようね」といって少なめにしてお替わりをさせるようにしています。それでお替わりをするとその分そっくり残したり、まだ自分のお腹にどれくらい入るのかわかっていないので、「もったいないな」と言いながら子供の残りを食べたりしています。
子供なら、今どれ位食べられるかわからな食ってもしょうがないが、大人がそれではちょっと恥ずかしいです。
よくあることですが、バイキングで山盛りのごちそうをテーブルに持って来て、食べ切れないので一緒のテーブルにいる人に「これ食べない?」などと言っている人。
またレストランなどで注文したが予想以上に量が多く食べ切れなく残している人。
前者の場合は少なめに料理をとり食べ終わったらまたとりに行けばよいが。後者の場合は注文する前に量を確認することはないでしょう、余程食欲のないときは「これどのくらい(量)ありますか?」などと確認する事はあるでしょうが、それ以外の時は量を確認してから注文することはないでしょう。
よく、メニューに料理の写真が入っていることがあり、それを見て注文するのですが、そのとき写真の脇に基準になる大きさのものが置いてあると、どれくらいの量があるかよくわかるのではないかと思います。
よく工業製品などタバコの箱が並んでいたり、小さな製品ですと一円玉が並んでいたりしておおよその大きさがわかるようになっています。
もしメニューの写真の脇にタバコの箱や一円玉が置いてあったら、「えっこんなに多いの」とか「こんなに少ないの、ならもう一品」あるいは「こんなに少ないの、高いから止めよ」と注文する前に量を確認することが出来るとおもいませんか。

デジタル工房では飲食店様のメニュー作りのお手伝いをしていますが、料理の脇に何か大きさの基準になる物を置いての写真撮影などもいたします。
他所のお店とちょっと違うメニューをお考えの飲食店様、ぜひご相談ください。
posted by 小林正明 at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 印刷と環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月22日

シュレッター

昨年4月より個人情報保護法が施行され、個人情報に関しての管理がとても厳しくなりました。
我々印刷業界も例外ではありません。
例えば、今までは案内状の宛名書きをするためにデータをいただくのですが、CDやMOといったメデアでいただく場合と、そのデータをプリントアウトして紙媒体でいただく場合、または手書きによる場合等があります。メディアでいただいたデータも校正をするために当方でプリントアウトし紙媒体にします。作業が終了し納品をした段階で紙媒体のものはほとんどは当方で処分することになります。
今までは、飲食店のメニューやチラシ・ポスターなどチェック用にプリントアウトした他の使用済みコピー用紙と一緒に束ね、資源回収日の朝にゴミ収集場所に出していたのですが、個人情報保護法施行後は、名簿や名刺といった個人に関する情報が入ったものに関してはシュレッターにかけて、燃えるゴミと一緒に可燃物の収集日に出すようになりました。
シュレッターにかけると紙の繊維が断裁され再生が出来ないという理由です。紙には縦目と横目があり、目の方向にシュレッターをかければ繊維を断裁せずに済むのですが、一般の方が紙の目を気にして作業をすることはほとんどなく、全てが繊維を断裁されたと仮定して焼却処理されてしまいます。「もったいない」話だと思いませんか。
シュレッターメーカーさん、裁断するのではなく水に溶かし再び固める様なシュレッターに代わる個人情報を保護するための機械を作ってください。
多少高価でも環境に関心のある企業なら、購入されると思います。
(そう思うのは私だけ)
posted by 小林正明 at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 印刷と環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

シルバーシート

H1404003.GIF「もったいない」をテーマにぼやかしていただいている。

普段の生活のなかに「もったいない」と思うものひとつにシルバーシートがある。
そう、お年寄りや身体の不自由な方へ席を譲るための席。

よく見る光景ですが、そこそこ混んでいる電車、シルバーシートは空いているのにどなたも座っていない。
数人が立ってつり革などにつかまっている。
駅に着くと座っていた方が席を立ち電車を降りる、すると今まで立っていた方が慌てて座る。
座りたいのなら、シルバーシートが空いていたのだから座ればいいだろ、と思う。

そもそもシルバーシートはお年寄りや身体の不自由な方、妊娠中の方、小さなお子さんをお連れの方の優先席であって専用席でないはずだ。
空いているシルバーシートに座っていて、その席を必要とされる方が乗ってきたら席を譲ればよいことだ。
じゃあ、シルバーシート以外の席は、お年寄りや身体の不自由な方に席を譲らなくていい席なのか?
そうではないだろう。本当は全席がシルバーシートなのです。シルバーシートを設けているがために、シルバーシート以外の席に座っている方は、そばでお年寄りが手すりにつかまりやっと立っていても知らんふり!

それでいいのか若造ども!


posted by 小林正明 at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 印刷と環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月01日

町の小さな印刷屋さん2

先日、印刷の部数(枚数)の話をさせていただきましたが、印刷の工程面でも「もったいない」と思うことがあります。私どもの会社は、版下と言う印刷物の素になるものを作っています。印刷物は全て受注生産なので、お客様とのやり取りの中でお客様が望まれるものを形にしていきます。そのやり取りが少なければ関わる時間も少なく、消費電力や出力用の用紙なども少なくって済みます。

よくあることですが、1枚のチラシを作るのに最初にゲラ(印刷物と同様のもの)を出して校正してもらいます。
すると写真を差し替えてください。タイトル文字を大きくしてください。など訂正が入るので、修正して再度ゲラ出します。
すると今度は日時を訂正してください。日時を訂正してゲラを出します。
次に、主催者の団体名が間違えていました。主催者を修正してゲラ出し。
さらに、タイトル文字の色変えてください。と修正が入る。
もう、お解りになったと思います。タイトル文字を大きくした時に色も気にしていれば、日時と一緒に修正しゲラ出しすることができるのです。主催者も最初の校正で気がつけば……。
このやり取りを少なくすることで、先に述べた、電気や紙の制作コストだけでなく、ゲラを持って行くためのガソリンの消費量も減ってくるのです。

こんな話をすると、校正をする者が最初にきちんと校正をすれば4回も5回ものゲラ出しを2回で済ませることができるのにと、校正者だけの責任に思われますが、ほとんどの場合校正をするお客様と版下制作をする者が直接打ち合わせをすることはありません。大きな印刷会社ですと、営業がお客様と打ち合わせ、それを制作担当部署の責任者に伝え、さらに実際に制作にたずさわる者に伝える。制作部署を持たない小さな印刷会社ですと、私どもの様な版下屋に仕事を持ち込む。と言ったようにお客様のイメージが直接制作者に伝わらず、校正の回数を増やす結果にもつながっています。

逆転の発想。印刷物を印刷会社に依頼するのでなく。版下制作を版下屋に依頼し、制作者と直接打ち合わせをし、イメージが固まったところで版下屋から印刷会社に印刷依頼またはデータを引き取りそのデータを印刷会社に持ち込み印刷をする。
デジタル工房は営業部門を持たない、全社員が制作担当の会社です。
posted by 小林正明 at 13:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 印刷と環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月18日

町の小さな印刷屋さん

私がブログを始めようと思ったのは、世の中の「もったいない」を少しでも解決できればという願いからです。
長い間この印刷業界で働いていると「もったいない」と思うことが多くあります。
例えば、50部必要な印刷物。印刷屋さんとしては、50部10,000円と言うより100部10,000円の方が割安感があるので「50部も100部もお値段はかわりませんよ」と営業してしまう、そこで注文する側も金額が変わらないならと100部印刷をお願いする。
余った50部は廃棄処分、廃棄するだけのために50部多く印刷する。

これって非常にもったいないし地球環境にも良くないと思いませんか。
廃棄される50部分の紙(森林資源)の減少、廃棄した後おそらく焼却処理されるため二酸化炭素の増加。
数年前にテレビでこんなCMがあったの覚えていますか、『砂浜にたくさんのヒトデが打ち上げられ、二人の男性の内ひとりが、一生懸命ヒトデを海に戻し、もう一人が「そんなことしてもなにも変わらないよ」と言ったとき「この子は助かった」』?セリフを正確に覚えていませんが……。
数えきれないほど多く打ち上げられた中から、10や20のヒトデを海に帰しても変わりはしないように思われますが、海に帰されたヒトデは確実に助かったのです。
印刷物も必要な枚数(部数)を必要なだけ印刷することで、森林資源の減少を抑え、二酸化炭素を減少させます。
デジタル工房では、カラープリンターを駆使し必要な数を必要なだけお客様に提供する試みをしています。少部数の印刷はぜひご相談ください。
AGR227.JPG
posted by 小林正明 at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 印刷と環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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